遠くの路を人が時時通る 影は蟻のやうに小さい 私は蟻だと思つて眺める 幼い児が泣いた眼で見るやうに それをぼんやり考へてゐる
原民喜 「かげろふ断章」所収 1924
メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です
コメント ※
名前
メール
サイト
新しいコメントをメールで通知
新しい投稿をメールで受け取る
Δ
このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。