なにもそうかたを・・・・ なにもそうかたをつけたがらなくてもいいではないか なにか得体の知れないものがあり なんということなしにひとりでにそうなってしまう というのでいいではないか 咲いたら花だった 吹いたら風だった それでいいではないか 高橋元吉 「草裡」所収 1944