詩集の美「ポエタロ」

ことばの持つ力とは何だろうか、この普段は特に気にもとめないような、素朴な疑問にじっくりと向き合う時間を与えてくれる、そのような作品です。
厳密に言えば、これは詩集ではないかもしれません。しかし、言葉にこめられた力を解放するものが詩であるならば、まぎれもなく詩集と言えると思います。

ポエタロは、覚和歌子さんによる短い詩文の書かれた47枚のカードから構成されています。カードは源・生命・人間・道具・つながり・やすらぎ・変容・宇宙の8つのジャンルに分けられています。

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裏返しにしたカードの中から、一枚好きなカードを引き、(あるいは三枚)そこからのメッセージを自分なりに解釈するというのが、基本的な使い方です。

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例えば今回私が引いたのはこの3枚のカード。

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「本」と「歌」と「鏡」。それぞれのカードに書かれたメッセージを読むと、まず「本」から読み取れる「自ら問いかけること」、そして「歌」から「美しいものは外ではなく自分の内にある」ということ、そして最後の「鏡」で「自らの中に神性が宿る」ということ。これらから、「まず自分自身が何をやりたいのか見極めなさい。」というメッセージなのかなと考えました。

もちろん、これは私の解釈であって、人によっては同じカードから全く違うメッセージを引き出すこともあるでしょう。これが言葉というものの面白さであり、ひいては詩というものがはらんでいる可能性なのかなと思いました。

とはいえ、写真のように一枚一枚のカードについて詳細な解説もついています。丁寧につくってありますね。

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解説文に「詩はチューブのような道具になりきった詩人を通して、人間を越えた位相から三次元に下ろされた言葉です」とあります。心を開くことで、自分が探していた答を受け取ることが出来るようになるかもしれません。

当サイトではこの「ポエタロ」からいくつかカードのメッセージを紹介しています。こちらです。
カードを引くのではなく、詩集を読むようにばらばらと気ままにめくっていくのも楽しいと思いますよ!
定価は3500円(税抜)Amazonでも購入可能です。(こちらです)

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